邦楽ロック&ポップス名曲1001: 1985, Part.2

翼の折れたエンジェル/中村あゆみ(1985)

中村あゆみの3作目のシングルでオリコン週間シングルランキングで最高4位、「ザ・ベストテン」で最高5位を記録した。

ハスキーなボーカルで「Sixteen 初めてのkiss Seventeen 初めての朝 少しずつため息おぼえた eighteen」などとティーンエイジブルース的な歌詞が歌われる。日清カップヌードルのCMに使われて大ヒットした。

デビュー〜Fly Me To Love〜/河合奈保子(1985)

河合奈保子の21作目のシングルでオリコン週間シングルで初の1位、「ザ・ベストテン」では最高4位を記録した。

林哲司が初めて河合奈保子に提供した楽曲であり、シティポップ的な楽曲と陽気なボーカルが最高のマッチングを実現している。

メロディ(Melody)/サザンオールスターズ(1985)

サザンオールスターズの23作目のシングルでオリコン週間シングルランキングで最高2位、「ザ・ベストテン」では「Bye Bye My Love(U are the one)」に続いて2曲連続1位に輝いた。

「いい女には Forever 夏がまた来る」のフレーズが印象的な夏の終わりを惜しむバラードで、2枚組アルバム「KAMAKURA」からの先行シングルである。じんわりと心に沁みる感じがとても良い。

恋におちて -Fall in love-/小林明子(1985)

小林明子のデビューシングルでオリコン週間シングルランキングで1位、年間シングルランキングで3位、「ザ・ベストテン」で1位に輝いた。

テレビドラマ「金曜日の妻たちへⅢ・恋におちて」の主題歌として大ヒットした。ドラマが主に扱っていたのは不倫の恋であり、それがお洒落で憧れるに値するものとして描かれていたのも特徴である。

「ダイヤル回して手を止めた」というフレーズのレトロ感覚も味わい深い(個人的にはその重さをも含めて容易に想像ができてしまうのだが)。

フレンズ/レベッカ(1985)

レベッカの4作目のシングルでオリコン週間シングルランキングで最高3位、「ザ・ベストテン」では最高5位を記録した。

ABブラザーズ時代の中山秀征が主演したテレビドラマ「ハーフポテトな俺たち」のエンディングテーマであった。オープニングテーマはカップリング曲の「ガールズ ブラボー!」である。

NOKKOのパワフルなボーカルとパフォーマンスなどが受けて、一気にブレイクを果たした。

熱き心に/小林旭(1985)

小林旭の124作目のシングルで、オリコン週間シングルランキングで最高12位を記録した。

大瀧詠一が楽曲提供していることがなんといっても最大の話題である。味の素ゼネラルフーヅのコーヒー、マキシムのCMにも使われた。

ナイアガラ的なメロディーにダイナミックなボーカル、美しいストリングスもとても良い。

なんてったってアイドル/小泉今日子(1985)

小泉今日子の17作目のシングルでオリコン週間シングルランキング、「ザ・ベストテン」共に1位を記録している。

秋元康の作詞によるメタアイドルポップスというのか、アイドルの常識を打ち破るというか裏側を暴露的な内容を歌っていながらも、「アイドルはやめられない」と続き、コール&レスポンスで盛り上がる。

擬似ライブ仕立てのような演出がなされているところなども含め、とてもよくできているし、素人集団的な打ち出し方でブレイクしたおニャン子クラブが大人気で、アイドル勢力図に異変が生じた当時の気分にもマッチしたような気もする。

ダンシング・ヒーロー/荻野目洋子(1985)

荻野目洋子の7作目のシングルで、オリコン週間シングルランキングで最高5位、「ザ・ベストテン」では最高2位を記録した。

イギリスのアーティストであるアンジー・ゴールド「素敵なハイエナジー・ボーイ」の日本語カバーバージョンで、ユーロビート歌謡などとも呼ぶことができる。

当時のディスコ的なノリとアイドルポップスとが結びつき、デビュー以来大きなヒット曲も出せずにいた荻野目洋子がブレイクするきっかけともなるヒットを記録した。

2010年代にはバブル時代の気分を芸風にしたお笑い芸人、平野ノラが出囃子に使ったり、大阪府立登美丘高等学校ダンス部が課題曲に用いたことなどによって再注目された。

仮面舞踏会/少年隊(1985)

少年隊のデビューシングルでオリコン週間シングルランキングで1位、1986年の年間シングルランキングで3位、「ザ・ベストテン」で6週連続1位を記録した。

ジャニーズ事務所所属の錦織一清、植草克秀、東山紀之からなる3人組グループで、メディアには以前から登場していたが、満を持してのレコードデビューとなった。

男性アイドルに対して否定的な感覚をいだきがちな男子たちをも納得させる、カッコいい楽曲とパフォーマンスが圧倒的であった。

「NHK紅白歌合戦」で加山雄三がなぜかタイトルを「仮面ライダー」と言い間違えていたことなども懐かしく思い出される。