モーニング娘。の名曲20選

モーニング娘。の全楽曲がストリーミングサービスで配信開始、つまりいわゆるサブスク解禁されたタイミングでもあるので、その中から特に重要なのではないかと思える20曲を厳選し、リリース日順に並べていくというやつをやっていきたい。

個人的な好みがマイルドに反映しているであろう自覚はなんとなくあるのだが、できるだけ客観的にクラシックスと呼ぶにふさわしい楽曲をチョイスしようという意識も少しはあった。とはいえ、個人的な好みがマイルドに反映していることは否めない。

さて、モーニング娘。はかつてテレビ東京で日曜の夜に放送されていたバラエティ番組「ASAYAN」(前身は「浅草橋ヤング洋品店」)で開催された「シャ乱Qロックヴォーカリストオーディション」に落選したメンバーたちによって結成され、グループ名の由来は喫茶店のモーニングセットのようなお得感である。

グループ名末尾の「。」は発表時のテロップに付いていたのを、番組の司会を務めていたナインティナインの矢部浩之がスタッフに確認したうえで正式に採用したものである。

インディーズのCDシングル「愛の種」を5日間で5万枚売るという条件をクリアし、1998年1月28日にシングル「モーニングコーヒー」でデビューを果たすのだが、それから国民的アイドルグループの称号を欲しいままにしたいわゆる黄金期を経て、メンバーチェンジを繰り返し、音楽性を変化させながら、28年以上に渡って根強い人気を保ち続けている。

その間に発表された楽曲も膨大であり、今回はそのすべてが一気に配信されたということになる。

モーニングコーヒー(1998)

作詞・作曲:つんく
編曲:桜井鉄太郎
参加メンバー:中澤裕子、石黒彩、飯田圭織、安倍なつみ、福田明日香
オリコン最高位:6位

記念すべきメジャーデビューシングルで、オリコン週間シングルランキングでいきなり最高6位のヒットを記録した。初めて1位を獲得するのは3rdシングルの「抱いてHOLD ON ME!」なのだが、6thシングルの「ふるさと」までの間に1位から6位まですべての最高位を記録したのだった。

「モーニングコーヒー飲もうよ 二人で」というのはお泊りの誘いであり、もちろん性愛的なニュアンスを含んでいるのだが、それがとてもナチュラルで爽やかに歌われているところがとても良い。

女性アイドルグループのメジャーデビューシングルではあるのだが、メンバー全員がロックヴォーカリストオーディションの応募者ということで歌唱力は高く、美しいハーモニーを実現している。

真夏の光線(1999)

作詞・作曲:つんく
編曲:河野伸
参加メンバー:中澤裕子、石黒彩、飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、矢口真里、市井紗耶香
オリコン最高位:3位

夏という季節のはじまりがもたらす高揚感を真空パックしたかのような、素晴らしいポップソングである。デビュー曲の後にリリースされヒットしたシングル「サマーナイトタウン」「抱いてHOLD ON ME!」などは庵野秀明監督が1997年の渋谷で撮影した映画「ラブ&ポップ」(原作は村上龍)が無意識過剰気味に記録している女子高生とコギャルの90年代的空気感と地続きでもあるように感じられ、それはそれでとても良いのだが、このシングルでの突き抜けた良質なポップ感覚には、この引き出しもあったのかと驚かされた音楽リスナーも少なくないのではないだろうか。

「それでもいっか! ついて行くわ ちょっぴり3枚目だけで」あたりの歌詞には松本隆が松田聖子作品などで効果的に用いてもいた、恋愛経験がそれほど豊富ではないかもしれない男性アイドルポップスリスナーにも刺さりやすい仕様になっているような気がする。

それでありながら、「帰りたくないのよ今夜 エンドレスサマー」というド直球なメッセージが極上のポップサウンドにのせて歌われるのだからたまらない。

LOVEマシーン(1999)

作詞・作曲:つんく
編曲:ダンス☆マン
参加メンバー:中澤裕子、石黒彩、飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、矢口真里、市井紗耶香、後藤真希オリコン最高位:1位

言わずと知れた平成アンセムにして、日本のポップミュージック史に燦然と輝く金字塔的なポップソングである。「日本の未来は(wow, wow, wow,wow)世界がうらやむ(yeah, yeah, yeah, yeah)というフレーズがあまりにも有名だが、その前提として「どんなに不景気だって」という当時の日本の実情があった。

「渋谷系」を象徴するポップユニット、ピチカート・ファイヴもこの前年にリリースしたアルバム「プレイボーイ プレイガール」で、「気のきいた男の子 ここしばらく出会わない やさしくて可愛くてお金持ちの男の子 ほんとにちかごろ不景気」と歌っていた。

このシングルから当時、13歳だった茶髪の中学生、後藤真希が3期メンバーとして加入するやいなや、いきなりメインボーカルに抜擢され、一躍人気者になった。

モーニング娘。はデビュー以降、ヒット曲を連発し、すでに人気グループではあったのだが、それに極度のブーストがかかり、社会現象的というか国民的アイドルグループと呼ばれるようになるのは、この曲の大ヒットがきっかけであった。

この曲も恋愛をテーマにしてはいるのだが、「みんなも社長さんも」という歌詞にはより大衆的なゾーンを狙っているようなところも感じられ、その目論見は見事に大成功したといえる。

ミュージックビデオの3分48秒あたりでは当時の渋谷センター街入口あたりの風景が一瞬だけ映し出されているのだが、TSUTAYAがあるQFRONTはまだ建設中で、IKEAがあるところはまだHMVである(というか、ONE-OH-ONEからこの場所に移転してまだ1年半も経っていなかったはずである)。

恋愛レボリューション21(2000)

作詞・作曲:つんく
編曲:ダンス☆マン
参加メンバー:中澤裕子、飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、矢口真里、後藤真希、石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依
オリコン最高位:2位

「超超超 いい感じ 超超超超いい感じ」というあまりにもキャッチーなフレーズがとても有名な大ヒット曲で、20世紀も残りあとわずかというタイミングでリリースされた。モーニング娘。の人気が国民的になっていくにつれ、楽曲のテーマもよりスケールが大きくなっていき、新世紀への期待を込めたこの楽曲では「歴史きざんだ地球」「みんなで恋愛革命」などと歌われている。

とはいえ、「乾杯 baby! 紙コップでいいじゃない Oh, yes 気持ちが大事」「泣いちゃった(woo baby) 腹へった(woo baby)」などと、あくまで日常的なリアリティーに基づいた表現であることが特徴である。

終盤で繰り返される「All together now」というフレーズにはビートルズや国際青年年記念イベント、あるいは90年代初頭、マッドチェスターブームの頃にブレイクしたイギリスのバンド、ザ・ファームなどを思い起こさせるところがあるが、モーニング娘。の楽曲の根底にはプロデューサーでありソングライター、つんくの「ラヴ&ピィ〜ス」な価値観がメッセージとして込められているように思える。

音楽的には「LOVEマシーン」以降のキャッチーなディスコポップであり、当時のJ-POP界におけるメインストリームど真ん中で大ヒットしまくっていた。

ザ☆ピ〜ス!(2001)

作詞・作曲:つんく
編曲:ダンス☆マン
ホーンアレンジ:川松久芳
参加メンバー:飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、矢口真里、後藤真希、石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依
オリコン最高位:1位

「選挙の日ってウチじゃなぜか 投票行って外食するんだ」というとても有名な歌詞を含む、これもまたモーニング娘。黄金期の大ヒット曲である。この曲のシングルが発売された日は、実際に衆議院議員選挙の真っ只中であった。

タイトルの通り平和がテーマになっているのだが、その例として「好きな人が優しかった」「大事な人がわかってくれた」などと歌われている。

この曲で初のセンターを務めた石川梨華によるセリフパートや、エンディングで演奏が終わったと思ったら終わっていなかったというパターンを繰り返すところなども楽しくてとても良い。

Do it! Now(2002)

作詞・作曲:つんく
編曲:鈴木Daichi秀行
参加メンバー:飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、矢口真里、後藤真希、石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依、高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙
オリコン最高位:3位

当時のモーニング娘。のシングル楽曲にはアップテンポでダンサブルなものが多かったのだが、この曲は一転してミディアムテンポのR&B調で、メンバーによるラップもフィーチャーしている。

若者の未来に対しての不安と希望とが入り混じった状態を描写していると思われるのだが、ラップパートでは「誰もが不安な日本の現状」と「BUT 『KISSがしたい』が人間の本能」で韻を踏んでいたりしてとても良い。

「宇宙のどこにも見当たらないような 約束の口づけを原宿でしよう」という歌詞の遠近感には、驚愕させられる。

シャボン玉(2003)

作詞・作曲:つんく
編曲:高橋諭一
ストリングス・ホーンアレンジ:河野伸
参加メンバー:飯田圭織、安倍なつみ、矢口真里、石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依、高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙、藤本美貴、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな
オリコン最高位:2位

「モーニング娘。LOVEオーディション2002」に合格した亀井絵里、道重さゆみ、田中れいなと、すでにソロシンガーとしてヒット曲を連発していた藤本美貴の計4名が6期メンバーとして新加入して最初のシングルである。

「泣いて済むなら泣きやがれ 全ての恋はシャボン玉」と歌われているようにいわゆる失恋ソングではあるのだが、アイドルグループの楽曲であるにもかかわらず、歌い方が恨み節的ながなりを含んでいたり巻き舌気味だったりとひじょうにユニークでエモーショナルである。

歌唱力が高く評価されていた田中れいなはこのデビュー曲ですでにメインボーカルを歌っているのだが、後に歌割りが少なかったりセリフしかないという自虐的なトークによってバラエティ番組などで活躍することになる道重さゆみは「なのに、どこ行ったんだよ〜」と絶叫している。

歩いてる(2006)

作詞・作曲:つんく
編曲:鈴木Daichi秀行
参加メンバー:吉澤ひとみ、高橋愛、新垣里沙、藤本美貴、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、久住小春
オリコン最高位:1位

人気メンバーの相次ぐ卒業などもあり、モーニング娘。の人気もこの頃になると、国民的アイドルグループの称号を欲しいままにしていた頃に比べると落ち着いてきていて、オリコン週間シングルランキングでの最高位も4位ぐらいにとどまることが多くなっていた。

そして、このナチュラルでオーガニックな人生賛歌とでもいうべき「歩いてる」で2003年の「AS FOR ONE DAY」以来、約3年半ぶりの1位を記録することになった。6期メンバー以降にとっては、加入以来初の1位獲得であった。

屋外で撮影されたミュージックビデオにも、ピースフルなムードが漂っていてとても良い。道重さゆみはこの曲をとても気に入っていて、後にアルバムや自身の卒業コンサートのアンコールでこの曲をソロで歌うことになる。作詞・作曲者のつんくも自身のバンド、シャ乱Qでこの曲をセルフカバーしていた。

笑顔YESヌード(2007)

作詞・作曲:つんく
編曲:松井寛
参加メンバー:吉澤ひとみ、高橋愛、新垣里沙、藤本美貴、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、久住小春、光井愛佳
オリコン最高位:4位

アシッドジャズを思わせるとてもカッコいいドラムビートにのせて、「Hey DJ」というかけ声が聴こえるのだが、それが誰のものかは知らないと道重さゆみが名古屋のCBCラジオでやっていた「モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピース」で言っていた。

それはそうとして、これはとにかくクールでファンキーなとても良い曲である。高橋愛、藤本美貴、新垣里沙、吉澤ひとみがメインボーカルではあるのだが、メンバー全員にソロパートがあり、その声質のバラエティー感を楽しめるところもグループアイドル楽曲の醍醐味でとても良い。

マイルドにセクシーな内容の曲ではあるのだが、特に新垣里沙のウェットなボーカルがマッチしているように感じられる。

みかん(2007)

作詞・作曲:つんく
編曲:鈴木Daichi秀行
参加メンバー:高橋愛、新垣里沙、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、久住小春、光井愛佳、ジュンジュン、リンリン
オリコン最高位:6位

当時のモーニング娘。のシングルの中でもセールスもオリコン最高位も低い方ではあるのだが、一部で人気はひじょうに高く、道重さゆみは自身のラジオ番組でこの曲に出会えたことをその年の重大ニュースの1位にしていたような気がする。

「生きる為に泣いている赤児のように 生まれたての純粋な心であれ」「積極的に生きるんだ 人生は一回 笑う門に福来る life is one time」などつんく流の人生訓的なフレーズ満載の歌詞ではあるのだが、それが素直に入ってくるような感じにもなっている。

ミュージックビデオでは各メンバーの子供の頃の写真が映し出されたりもして、とても良い。

リゾナント ブルー(2008)

作詞・作曲:つんく
編曲:鈴木Daichi秀行
参加メンバー:高橋愛、新垣里沙、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、久住小春、光井愛佳、ジュンジュン、リンリン
オリコン最高位:3位

この時期のモーニング娘。はオリコン週間シングルランキングでの最高位こそ上位をキープしているものの、メインストリームとしての人気の規模としては、黄金期と呼ばれた時期と比べ、かなり落ち着いてきていたのは事実である。

しかし、楽曲やパフォーマンスのクオリティは高かったということから、黄金期に対してプラチナ期と呼ばれたりもする。リーダーは高橋愛で、この曲も収録したアルバムのタイトルは「プラチナ 9 DISC」であった。

プラチナ期を象徴する楽曲の1つとして語られがちなのがこの「リゾナント ブルー」であり、クールでエモーショナルなポップソングとしての強度はかなりのものである。

リードボーカルは高橋愛、田中れいな、久住小春の3名が歌い、他のメンバーはほとんどバックダンサー状態だったことも話題になったが、「HELP ME」という叫びや合いの手的な吐息のパートのみをもらった道重さゆみはこのことを歌番組のトークコーナーなどで自虐的に話し、後にバラエティ番組にも単体で出演したりするようになる。

One・Two・Three(2012)

作詞・作曲:つんく
編曲:大久保薫
参加メンバー:道重さゆみ、田中れいな、譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音、飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥
オリコン最高位:3位

2010年前後にはAKB48が一般大衆的にも大ブレイクを果たしたり、ももいろクローバーZの台頭や全国各地のローカルアイドルの活動が注目されるなど、「アイドル戦国時代」と呼ばれるような状況が現実となっていた。

そんな中、モーニング娘。はかつてのようなメインストリームのど真ん中で絶対的な存在感を示すような状態ではすでになかったのだが、楽曲やパフォーマンスのクオリティの高さが新しい世代のリスナーからリスペクトされるようなこともあったように思える。

9期、10期メンバー合わせて計8名が短期間に加入し、道重さゆみ、田中れいな以外の8期までのメンバーが段階的に卒業していくなど、モーニング娘。のメンバー編成は大きく変わり、音楽的にもEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を取り入れたものが中心になっていく。

道重さゆみが8代目リーダーに就任し、EDMを取り入れた楽曲は次々とヒットしていくのだが、中でも後にライブセットリストに組み入れられる頻度が高く、代表曲としての評価が固まった印象が強いのがこの「One・Two・Three」である。

わがまま 気のまま 愛のジョーク(2013)

作詞・作曲:つんく
編曲:大久保薫
参加メンバー:道重さゆみ、譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音、飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥、小田さくら
オリコン最高位:1位

田中れいなが卒業し、9期よりも先に加入したメンバーがリーダーの道重さゆみになってから最初のシングルである。EDMを取り入れた楽曲に加え、パフォーマンス面においては緻密に計算されたフォーメーションダンスで注目されるようになっていたのだが、この曲においてはイモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」をオマージュしたというメンバー同士が平手打ちをする振付も印象的である。

とにかくライブでひじょうに盛り上がる楽曲であり、ライブセットリストに組み込まれる頻度もひじょうに高い。特に「愛はもっと罪深い」などと歌われた後にオーディエンスがコール&レスポンス的に「愛されたい 愛されたい」と合いの手を入れるなどした後、1人のメンバーが「愛されたい」とエモーショナルに絶唱するところはポイントとなっている。

What Is Love?(2014)

作詞・作曲:つんく
編曲:大久保薫
参加メンバー:道重さゆみ、譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音、飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥、小田さくら
オリコン最高位:1位

「笑顔の君は太陽さ」「君の代わりは居やしない」と共にトリプルA面シングルとしてリリースされ、収録順は3曲目なのだが、後のライブセットリストでの選曲率は最も高い。

「たった一人を不安にさせたままで 世界中 幸せに出来るの」といったわりと深めの問いかけが、疾走感溢れるサウンドにのせて歌われる。「What do you want?」に続く「Is it necessary」にも不思議な中毒性がある。

時空を超え 宇宙を超え(2014)

作詞・作曲:つんく
編曲:大久保薫
参加メンバー:道重さゆみ、譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音、飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥、小田さくら
オリコン最高位:1位

クラシック音楽とエレクトロニックミュージックとを高度にハイブリットさせたかのような、切なくも美しい楽曲である。この曲が最新シングルだった頃に、道重さゆみの秋ツアー最終日での卒業が発表され、ファンにとってはセンチメンタルをさらに加速させる楽曲となった。

グループからの卒業のみならず、芸能活動の無期限休止という発表があり、もしかするともう会えないかもしれないという事態が訪れ、この曲を聴きながら改めて出会えた奇跡に深く感謝したりしたファンも少なくはなかったのではないだろうか。

泡沫サタデーナイト!(2016)

作詞・作曲:津野米咲
編曲:鈴木俊介
ストリングスアレンジ:クラッシャー木村
参加メンバー:譜久村聖、生田衣梨奈、鈴木香音、飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥、小田さくら、尾形春水、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音
オリコン最高位:2位

鈴木香音の卒業シングルなのだが、そのキャラクターにマッチしたノリノリでご機嫌なディスコチューンになっている。作詞・作曲はつんくではなく、ロックバンド、赤い公園の津野米咲である。

ミュージックビデオでは鈴木香音がDJに扮し、終盤で「この曲、あと58秒で終わっちゃうんだって」などと言った後にタイマーが表示されたりもする。振付もキャッチーでとても良い。

ジェラシー ジェラシー(2017)

作詞・作曲:つんく
編曲:大久保薫
Rapアレンジ:U.M.E.D.Y.
参加メンバー:譜久村聖、生田衣梨奈、飯窪春菜、石田亜佑美、工藤遥、小田さくら、尾形春水、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、加賀楓、横山玲奈
オリコン最高位:2位

加賀楓、横山玲奈が13期メンバーとして加入してから最初のシングルで、「BRAND NEW MORNING」とのカップリングでリリースされた楽曲である。

ファンキーでダンサブルなサウンドにのせて、嫉妬という負の感情を否定するのではなく、生きる活力にしていこうというようなことが歌われている。メンバーによるラップパートもカッコよくてとても良い。

青春Night(2019)

作詞・作曲:つんく
編曲:大久保薫
Rapアレンジ:Miss Monday
参加メンバー:譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美、佐藤優樹、小田さくら、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、加賀楓、横山玲奈、森戸知沙希
オリコン最高位:3位

「人生Blues」とのカップリングでリリースされたフューチャーファンク的で、「私の人生 エンジョイ!!」というフレーズが象徴しているように、ポジティブなエナジーに満ち溢れた楽曲である。

この曲もメンバーのラップをフィーチャーしているのだが、それまでRapアレンジを手がけていたU.M.E.D.Y.が亡くなったため、配偶者であったMiss Mondayが担当している。

恋愛Destiny〜本音を論じたい〜(2021)

作詞・作曲:つんく
編曲:大久保薫
参加メンバー:譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美、佐藤優樹、小田さくら、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、加賀楓、横山玲奈、北川莉央、岡村ほまれ、山﨑愛生
※アルバム「16th〜That’s J-POP〜」収録曲

シングル曲ではなくオリジナルアルバム「16th〜That’s J-POP〜」に収録された楽曲で、愛があることに間違いはないのだが、なんだか不安で悲しくなってしまうという、絶妙に微妙な感情がポップなメロディーにのせて歌われている。

愛はいくら積んでもその場に留まることはないというような真実をもテーマにしていて、それこそが本音だというのも、こんなにキャッチーな楽曲にもかかわらずかなり深くてとても良い。

Wake-up Call〜目覚めるとき〜(2023)

作詞:星部ショウ
作曲:大久保薫/星部ショウ
編曲:大久保薫
参加メンバー:譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美、小田さくら、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、横山玲奈、北川莉央、岡村ほまれ、山﨑愛生、櫻井梨央、井上春華、弓桁朱琴

「すっごいFEVER!」「Neverending Shine」とのカップリングでリリースされたシングル曲である。9代目リーダーを約9年間務めた譜久村聖にとって最後で、17期メンバーとして加入した井上春華、弓桁朱琴にとっては初めて参加するシングルとなった。

星部ショウと大久保薫による合作曲であり、クールなシンセサウンドに続いてとてもキャッチーでエモーショナルなメロディーが続いていく。主体性や多様性をテーマにした歌詞もとても良い。